リアルなお題を見つけちゃいました。
私、今年度PTA役員。
役職は交通部部長です。
主な仕事は、登校時の苦情受付。
子どもたちの学校は、班登校でさらに旗当番があります。
その苦情を一手に引き受けるのが、私の仕事です。
もうすぐ1年の刑期…いや任期が終わるので、私感をまとめたいと思います。
メリットと内容のバランスがギリってところ
交通部のメリットは、それぞれ子ども1人につき1回引き受けないといけないPTAと町会児童会の役員を一緒にできること。
しかも、交通部を請けてしまえば、児童会長も免除できます。
そのため、このメリットしか知らない方が喜んで引き受けたくなるのが、交通部です。
そもそも交通部は、旗当番と登校班の運営を担っています。
昨今の働き方改革で、登下校は教員の指導下ではないとされているからです。
うちの学校も、旗当番と登校班が町会(ここでは児童会)とPTAの運営という名目になっています。
そのため、児童会の交通部になればPTAを兼任できるわけですね。
ただ、PTA主催のイベントとは異なり、学校がある限り毎日のようにある登校の見守り。
テーマパークのなんちゃらパスが値上げになるよりも、食品の値上げのほうが人の不満が大きいわけです。
それと同じで、登校時の不満はめちゃめちゃあるわけですね。
寄せられてくるハプニングの対応を考えると、メリットと内容のバランスはギリギリ釣り合うかなといった感じがしました。
なぜか部長に寄せられる不満
うちの学校には8つの町会があります。
各町会に1人、交通部がいるわけですね。
それぞれの町会で起きている問題は、それぞれで解決してほしい。
これが本音でした。
しかし、なぜかすべて部長に相談が寄せられてきます。
もちろん、「それは児童会さんで話し合って決めて」と投げ返すこともありました。
しかし、交通部部長に言えば学校へ投げてくれると思っている保護者が、一定数いるようです。
PTAは御用聞き。
いや、それ違いますよ?
それに、班登校だろうが個別で登校だろうが、登校時の責任は保護者にあります。
頼むからもっと自分の子どもに責任取ってくれないかなー。
本部が自立しているからありがたい
これはあくまで私のいた学校の場合です。
PTAは、本部の下に専門部の組織があります。
さらに、有志のパパさんたちで組織されているボランティアも。
そのため、行事の際に専門部まで駆り出されることがありませんでした。
これがめちゃくちゃ助かりました。
運動会や学芸会などのたびに、打ち合わせで学校へ行っている時間などないわけですから。
そういえば、コロナ禍で普及したリモート会議はどこ行ったのでしょうね。
逆にいえば、専門部もそれぞれで自立しています。
相談として必要な時に本部へ連絡することはありましたが、なんでもかんでも本部のご機嫌を伺わなくていいのは最高です。
その本部も、会長を数年で交代するような仕組みになっています。
2年とかそのくらいで交代されているので、重鎮の機嫌なども関係ありません。
どうやら、会長歴任者は顧問という立場があるようですが、誰が顧問なのかは執行部レベルしか知らないようです。
これくらいの組織なら最高だなと思いながら活動していました。
でもやっぱりPTAはいらないかも
来年度から、うちの学校もPTAの任意化がスタートするようです。
そうなると、役員をやる必要性も低くなってきます。
おそらく、私の子どもらが成人するころには、PTA自体がなくなるかもしれませんね。
ただ、なくなっても特にデメリットがないのではと思います。
学校行事で人の手が借りたいなら、学校からお手伝い募集をすればいいわけです。
お手伝いなら、PTA役員よりも気楽に参加できますよね。
それに、平日は学童で土日に習い事を入れる家庭も少なくありません。
そういった子どもたちはどうしても、土曜に行われるPTA主催イベントの参加が叶わないわけです。
これを理由に児童会を脱退する方も多くいます。
学校側も、行事以外に出前授業などさまざまな取り組みを行ってくれています。
そういったものだけでも、充分ではないでしょうかね。
なので、私はPTAがなくなることに賛成です。
役員もしなくていいし。
仕事と子どもと家庭のことで精一杯なのに、PTAまでなんてやっていられない。
これが、役員をした感想です。
学校は、子どもが学ぶ場所。
PTAはそもそも、そのオプションのはずです。
そのオプションにばかり時間をとられたら、本末転倒もいいところ。
来年以降もPTAの活動費は払いますが、役員はもうやりません。
これで4月から自由の身です!
と、その前に引き継ぎ書類の作成をしますかね。